パソコンの基礎知識
パソコンの種類
パソコンの種類は形状から「デスクトップパソコン」と「ノートパソコン」に大きく分けることができます。
「デスクトップパソコン」は机上に設置して使用するタイプのパソコンです。
「ノートパソコン」は一人で運搬可能なサイズのパソコンです。
■ デスクトップパソコン
「デスクトップパソコン」は「タワー型」「省スペース型」「液晶一体型」「キューブ型」に分類することができます。
1.タワー型
筐体の高さによりさらに「タワー」「ミドルタワー」「ミニ(マイクロ)タワー」に分類されます。
タワー型パソコン使用のメリット
-
「ディスプレイ」「キーボード」「マウス」を自分の好みで選ぶことができます。
これは「ヒューマンインターフェイス」を自分の好みで交換することができるということです。
- 後からパーツを増設することで機能が拡張できます。(TVパソコン化など)
タワー型パソコン使用のデメリット
- 机の上、下どちらに置く場合でも結構設置スペースが必要。
- 机の上に置くと冷却用ファン、HDDの回転音が結構気になる。
2.省スペース型
「スリム型」「ブック型」ともいい「タワー型」より横幅の狭い筐体です。
省スペース型パソコン使用のメリット
- 「タワー型」より幅が狭いので机上の設置スペースが小さくてすみます。
- 冷却用ファンも「タワー型」より小型なので静かである。
- 部屋のインテリアとしてもなじみ易いデザインが多い。
- 「ディスプレイ」「キーボード」「マウス」を自分の好みで交換することができます。
省スペース型パソコン使用のデメリット
- 筐体が小さく電源容量も大きくないので拡張性があまりありません。
「PentiumD」など大きな消費電力を要求する「CPU」を搭載するのは無理があります。
- 筐体の横幅が狭い分、拡張カードも「ロープロファイル」と呼ばれる製品しか搭載できないことが多いので、
製品の選択支が限られます。
3.液晶一体型
「液晶ディスプレイ」と「本体」が一緒になった最近家庭で人気のパソコンです。
「液晶一体型」に対して、「ディスプレイ」と「本体」をケーブルで接続する
「タワー型」「省スペース型」を「セパレート型」と呼ぶこともあります。
液晶一体型パソコン使用のメリット
- 「液晶」の裏側に「本体」があるので「タワー型」より机上の設置スペースが小さくてすみます。
- リビングに置いても形状がTV的で違和感のないデザインが多い。
- 「ディスプレイ」「キーボード」を接続する必要がないので初心者に負担がない。
液晶一体型パソコン使用のデメリット
- 拡張性はほとんどありません。TVと同じ家電と考えてください。
- 「液晶ディスプレイ」と「本体」が一体なので「液晶」だけ壊れても買い替えになります。
4.キューブ型
「ミニタワー型」よりさらに小さく、ほとんど立方体に近いコンパクトな筐体です。
主に自作市場で自分で「CPU」「HDD」「光学ドライブ」を取付ける「ベアボーンキット」として人気です。
■ ノートパソコン
従来は携帯できるサイズと重量の「ノートパソコン」を「B5ノート」、それ以外を「A4ノート」と
分類するのが一般的でした。
しかいさまざまなサイズの液晶を搭載した「ノートパソコン」の登場で2つ分類に当てはまらない
製品も増えています。
重量に着眼して
重さ3Kg以上の「デスクノート」(据え置タイプ)
2〜3Kg程度の「スタンダードノート」(標準タイプ)
1.5Kg以下の「モバイルノート」(携帯タイプ)
に分類してみました。
1.デスクノート(据え置タイプ)
A4の用紙と同じサイズから「A4ノート」「オールインワンノート」ともいわれています。
(実際ははA4の紙より一回り大きい)
「ワイド液晶」を搭載したタイプは「A4ファイルノート」といわれることもあるようです。
AV機能の充実したモデルは4Kg近く重量があり、手で持ち運ぶにはかなり無理があります。
家庭内での部屋間の移動を目的とした日本の家庭、職場事情を考慮した「デスクトップの代替機」と
いえます。17インチワイド液晶搭載ノートは、
液晶一体型パソコンに近いかも。メインのパソコンとして使用することができます。
デスクノートパソコン使用のメリット
- 設置スペースが「デスクトップパソコン」より小さくてすみます。
- 家庭内でならどこにでも持ち歩ける。
- 「デスクトップパソコン」より動作音が静か。
- 内蔵バッテリーが停電時にも「UPS」(無停電電源装置)として働いてくれる。
デスクノートパソコン使用のデメリット
- 拡張性はほとんどありません。周辺機器の拡張は「USB」接続にたよることになります。
- 「液晶ディスプレイ」と「本体」が一体なので「液晶」だけ壊れても買い替えになります。
- 「液晶」「キーボード」の使い勝手に不満がある場合も交換することができない。
- 同じ性能の「デスクトップパソコン」より値段が高くなる。
2.スタンダードノート(標準タイプ)
「A4ノート」「2スピンドル」ともいわれています。
スピンドルとは「回転軸」という意味で、「2スピンドル」とは「HDD」「光学ドライブ」が
「ノートパソコン」に搭載されていることを意味します。
「据え置型」との定義の違いは曖昧で自分の体力で持ち歩ければ「標準」
と考えても過言ではないかも。重量的に2.5Kg程度まででしょうか。
スタンダードノートパソコン使用のメリット
- 設置スペースが小さくてすみます。仕舞う場所もとりません。
- 自宅と会社間でがんばれば持ち歩ける。
- 内蔵バッテリーが停電時にも「UPS」(無停電電源装置)として働いてくれる。
スタンダードノートパソコン使用のデメリット
- 拡張性はほとんどありません。周辺機器の拡張は「USB」接続にたよることになります。
- 「液晶ディスプレイ」と「本体」が一体なので「液晶」だけ壊れても買い替えになります。
- 「液晶」「キーボード」の「キーピッチ」使い勝手に不満がある場合も交換することができない。
- 職場に置く場合盗難予防を考える必要がある。
- バッテリーの駆動時間が2.5時間程度。
3.モバイルノート(携帯タイプ)
「B5ノート」「A5ノート」「携帯ノート」ともいわれています。
小型軽量でバッテリーの駆動時間が長いのが特徴です。
モバイルノートパソコン使用のメリット
- 自宅と会社間で気軽に持ち歩ける。
- 無線LAN環境を利用しやすい。
モバイルノートパソコン使用のデメリット
- 拡張性はほとんどありません。周辺機器の拡張は「USB」接続にたよることになります。
- 「光学ドライブ」が外付の製品が多い。
- 「液晶」「キーボード」のサイズが小さいので操作性が悪い。
- バッテリーの駆動時間を確保するため低クロックの「CPU」を搭載しているので性能は低い。
- 小型軽量化のため値段が高い。
- 小型なので盗難対策が必要。
POINT
「デスクトップパソコン」で値段は3万円〜40万円。
「ノートパソコン」で値段は6万円〜40万円の幅があります。
もっと詳しく「パソコン」を構成するパーツこことを知りたい方は
「カスタマイズの基礎知識」へ
「デスクトップパソコン」と「ノートパソコン」どちらを買うべきかよくわからない方は
「カスタマイズのポイント」へ
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