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カスタマイズのポイント

これがカスタマイズ(BTO)のキモ!  デスクトップ編

独断と偏見で決定してみました。

■ パーツの重要度ランキング

下が「親方」の考えるパソコンのパーツの重要度とその要素のランキングです。 なぜ「CPU」が一番じゃないのと思う方も多いとおもいます。
理由は「POINT」で説明します。

  1. 「チップセット」の型番と「CPUソケット」
  2. 「デュアルコア」CPU対応
  3. 「メモリ」の容量
  4. 「CPU」の消費電力と「ソケット」
  5. 「HDD」の容量
  6. 「Windows Vista」に備える

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1. 「チップセット」の型番と「CPUソケット」
    (最終更新日 2006年06月16日)

直販パソコンに主に採用されているインテル(R)CPU用チップセット
 CPU
メモリ ビデオカードHDD
チップ
セット名
HTFSB  ソケットと対応CPU   メモリ
タイプ
最大
メモリ
DM
*
G
*
AGP
*
PCIE
*
HDD
*
 1.フラッグシップモデルに採用  2006年登場
Intel製
975X
1066MHz
800MHz
(LGA775)
Pentium ExtremeEdition 840〜965
Pentium D 960 〜 805
Pentium 4
672 〜 630
PC2-5300
(DDR2 667)
PC2-4300
(DDR2 533)
PC2-3200
(DDR2 400)
8GB  X16 SATA
IDE
 2.ハイエンドモデルに採用  2005年登場
Intel製
945G
1066MHz
800MHz
533MHz
(LGA775)
Pentium D 840 〜 820
Pentium 4
3.72GHzEE 〜 3.4GHzEE

Pentium 4
660 〜 630
570J 〜 520J
560 〜 505
3.8F GHz 〜 3.2F GHz
Celeron D
345J〜325J
PC2-5300
(DDR2 667)
PC2-4300
(DDR2 533)
PC2-3200
(DDR2 400)
8GB X16 SATA
IDE
 3.標準モデルに採用    2004年登場
Intel製
915G
800MHz
533MHz
(LGA775)
Pentium 4
3.72GHzEE 〜 3.4GHzEE

Pentium 4
660 〜 630
570J 〜 520J
560 〜 505
3.8F GHz 〜 3.2F GHz
Celeron D
345J〜325J
PC2-4300
(DDR2 533)
PC2-3200
(DDR2 400)
PC3200
(DDR400)
PC2700
(DDR333)
4GB X16SATA
IDE
 4.激安モデルに採用   2003年登場
Intel製
865G
採用モデル減少
800MHz
533MHz
400MHz
(Socket478)
Pentium 4
3.4GHzEE〜
2.4A GHz

Celeron D
345〜315

Celeron
320〜315

Celeron
2.8GHz〜2.0GHz
PC3200
(DDR400)
PC2700
(DDR333)
PC2100
(DDR266)
4GBX8 SATA
IDE
SiS製
SiS661
(865G該当)
800MHz
533MHz
400MHz
865Gと同様PC3200
(DDR400)
PC2700
(DDR333)
PC2100
(DDR266)
3GB X8 SATA
IDE
VIA製
PM800
(865G該当)
800MHz
533MHz
400MHz
865Gと同様PC3200
(DDR400)
PC2700
(DDR333)
PC2100
(DDR266)
4GB X8 SATA
IDE
 5.激安モデルに採用 (ビデオカード用AGPスロット無し)  2003年登場
Intel製
865GV
採用モデル減少
800MHz
533MHz
400MHz
865Gと同様PC3200
(DDR400)
PC2700
(DDR333)
PC2100
(DDR266)
4GB  SATA
IDE

*「DM」- デユアルチャンネルメモリサポート
*「G」- ビデオ(グラフィック)機能搭載
*「AGP」- AGPスロット(ビデオカード用)
*「PCIE」- PCI Expressスロット(ビデオカード用)
*「HDD」 「SATA」  Serial ATA 「IDE」  Ultra ATA

チップセットでディスクトップパソコンを分類すると、パソコンは8種類に整理できます。
もっと極論すると下記の表のように、6種類に整理しても問題ないと思います。

 955  新フラッグシップモデル
 945  新ハイエンドモデル
 925  旧フラッグシップモデル
 915  旧ハイエンドモデル
 865  標準モデル
 845  激安モデル

ディスクトップパソコンは6種類しか存在しないことになります。
* インテル(R)製「CPU」採用パソコンに限る。Pentium M とAMD製「CPU」については準備中です。
3桁の数字を6個覚えているだけで、おおよそのパソコンの性能と拡張性を判断できます。
チップセットが新しい方(型番が大きい方)がパソコンの価格は高くなります。
ビデオカード用「AGPスロット」無しのパソコンの方が価格は安くなります。
型番の末尾が「G」(AGPスロット有り)か「GV」(AGPスロット無し)で判断できます。
インテル(R)互換チップセットを採用したパソコンの方が価格は安くなります。

パソコンを選ぶ場合、ぜひカタログの「チップセット」を確認して下さい。
パソコン選びの基本であり、スタートです。

「845」は自作市場ではそろそろ消えつつあります。(自作用に「845」を搭載した「マザーボード」は中古市場でしか手にはいりません) 「845」互換チップセット「P4M266A」を採用したパソコンはまだ激安価格帯で健在です。
マウスコンピューター」    「 BTO ショップ 
「845」は「Windows(R) XP」が発売された(2001年)後に登場した「チップセット」なので十分現役といえます。
「865」は2005年初頭の基準「チップセット」であると考えられますが、
「915」からは各パーツが新規格に移行しました。

「CPU取付け用ソケット」
特に「CPU」取付け用「ソケット」の規格が「Socket 478」から「LGA775」へ変更されました。 これは同じ「Pentium 4」といっても、まったく別の「CPU」といっても過言ではありません。
「チップセット」「865」を選ぶか「915」を選ぶかが、拡張性の分水嶺ともいえます。
現時点で「Socket 478」「ノースウッド」コアと「LGA775」「プレスコット」コアの製品の性能差はあまりありません。
かえって「ノースウッド」コアの製品の方が発熱量が低いので、自作派からは人気があります。 しかしインテル(R)は「Socket 478」「ノースウッド」コアの「CPU」の製造中止を発表しました。
「PC Watch」 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1118/intel.htm
「FSB 800MHz対応のPentium 4 3.40/3.20/3/2.80GHzの4製品。
最終オーダーは2005年3月18日」
将来的に「CPU」をアップグレードしたい場合、中古市場がら調達することになるかもしれません。
「Socket 478」「プレスコット」コアの「CPU」はしばらく継続されるようですが、 「LGA775」「プレスコット」コアの「CPU」に製品をシフトしていくのはまちがいありません。
オンボード機能、「ビデオ」、「サウンド」、「LAN」、「USB」はパソコンのコストダウンに大きく貢献します。 特に「ビデオ」機能はオンボードのコストパフォーマンスが高いので、型番に「G」の付いた「チップセット」が 多くの直販パソコンに採用されています。

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2. 「デュアルコア」CPU対応

2005年5月「デュアルコアCPU」「Pentium D」が発売され「チップセット」「945」「955」が登場しました。 「945」「955」は既存の「Pentium 4」も搭載することができます。 しかし当初の予定と異なり「915」「925」は「Pentium D」を搭載することができなくなりました。 これにより「915」「925」はアップグレードの限界が露呈してしまいました。
「945」はFSB 533MHzに対応することで 「915」を、 「955」はFSB 800MHzに対応することで「925」をリプレスしていく可能性があります。
なにも最初から「945」「955」に「Pentium D」を搭載する必要もないわけです。
近い将来「915」「925」が消えて下の4種類に整理されるかも。

 955  フラッグシップモデル
 945  ハイエンドモデル
 865  標準モデル
 845  激安モデル

「LGA775」「CPU」搭載パソコンを選択する場合「945」「955」製品の充実を待つのも手かもしれません。
2005年10月16日
 955  フラッグシップモデル
 945  ハイエンドモデル
 915  標準モデル
 865  激安モデル

2005年10月の状況はフラッグシップの宿命で「925」採用モデルが減っていき、 「865」の位置を「915」が占めてきました。さすがに「845」チップセットを採用する モデルは減ってきました。しかし「845」と同等の性能を有する「VIA P4M266A」採用モデル はまだ健在です。
2006年06月補足
 975  フラッグシップモデル
 945  ハイエンドモデル
 915  標準モデル
 865  激安モデル
「845」「P4M266A」は消えて「865」採用製品も姿を消しつつあります。 「865」互換チップセット「SiS661」「PM800」を採用したパソコンはまだ激安価格帯で健在です。
現在は3桁の数字を4個覚えているだけで、おおよそのパソコンの性能と拡張性を判断できます。

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3. 「メモリ」の容量

メモリ」の容量こそパソコンを快適に使う要諦です。思い切って「1GB」の搭載を 考えてみましよう。
最低でも512MB、できれば増設に備えて512MBの1枚を選択することをおすすめします。
Microsoft の次期「OS」開発名 Longhorn (ロングホーン)の推奨メモリは「1GB」だそうです。
2006年06月補足
「Windows Vista」(開発名ロングホーン)は推奨メモリ「メモリ」512MB以上となっています。推奨とは 「OS」は快適に動くけど「他のソフトを動かした時はしらないよ」という意味です。
メモリは「1GB」時代を視野に入れておきましよう。

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4. 「CPU」の消費電力と「ソケット」

クロック周波数が高い「CPU」ほど高性能ですが消費電力も増大します。
「プレスコット」コアの「Pentium 4」の消費電力は100Wを超えています。 これは「Pentium M」の3倍になります。
発熱を押えるために巨大なファンを必要とし、それがパソコンの騒音の原因ともなっています。 発熱の問題が解決しないので4GHzの「Pentium 4」はでないのではないかともいわれています。 (実際「Pentium 4」は3.8GHzの「570」で打ち止めです。当面2次キャッシュを倍の2Mにして性能を確保)
現在販売されている「CPU」の性能はなにをえらんでも十分に高速です。
(動画のエンコードなどは別ですが)
インテル(R)が「CPU」の性能表示をクロック周波数がら「プロセッサ・ナンバ」に 切り替えたことは象徴的なことだと思えます。
「CPU」のグレードを落としても大容量「メモリ」の搭載をおすすめします。
「プレスコッド」コアの 「Pentium 4」 の 「CPU」の取付け規格である「ソケット」は現在「Socket 478」と「LGA775」の製品が混在しています。 今後は「Socket 478」から「LGA775」に移行していきます。
「CPU」の長期的アップグレードを考えている方は「LGA775」対応製品をおすすめします。
「LGA775」には「チップセット」「915」から対応しています。
2006年06月補足
2006年秋には「Pentium」ブランドの後継「Core 2 Duo」ブランドが登場し本格的な「デュアルコア」時代への移行が はじまります。消費電力と性能のバランスを目指した製品を目指すようです。

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5. 「HDD」の容量

通常の用途なら40GBもあれば十分です。
動画を保存するユーザーは250GBくらい必須です。 「ハードディスク」の大容量化によるバックアップ作業の簡略化には 「RAID 1 」が有効です。
「チップセット」「915」から簡単に「Serial ATA」 の「ハードディスク」を使用して 「RAID」が組めるようになりました。大容量の「ハードディスク」の搭載とバックアップを 考えている方は「RAID」を検討してみてください。
2006年06月補足
「ハードディスク」の「Serial ATA」への移行も進んできました。動画保存にこだわらなければ 80〜160GB程度で十分です。(40GBて十分なんですが、40GBの製品が少なくなったので)
「ハードディスク」と卵は物価の優等生です。

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6. 「Windows Vista」に備える

Windows Vista推奨スペック
 CPU  1GHz程度
 メモリ  512MB
 ビデオカード  DirectX 9対応
Vistaへの移行は 現行のXPパソコンのCPUなら問題ないはずです。
メモリは快適に操作するなら1GBほしいところです。
ビデオカードはチップセット「915G」より内臓ビデオ機能が「DirectX 9」に対応しています。
「865G」は内臓ビデオ機能が「DirectX 7」にしか対応していないので別途「AGPスロット」用「ビデオカード」 を用意しないと厳しいです。

※「DirectX」はマイクロソフトの3D描画用のAPIの規格のことです。

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POINT

パソコンはまず「チップセット」を選んで 「メモリ」に先行投資しましょう。
「CPU」より「メモリ」を優先するのは、 「CPU」は「メモリ」より価格の下落が激しいからです。
「メモリ」は購入後もあまり価値が値下がりしませんが、 (逆に生産量と消費量のバランスでによって高騰することすらあります。)
「CPU」は新製品の登場による改定で価格が劇的に 値下がりしてしまいます。1年で半額程度になる製品もあります。
パソコンの3年後の中古買取価格が、車とは比べものにならないくらい低い 理由も主にここにあります。
「CPU」は比較的自分で交換しやすいパーツですので後から「CPU」を 交換してパソコンを延命させるのがおすすめです。
購入検討時には手の届かなかった「CPU」も2年後には楽に手が届く価格になっている 可能性は高いといえます。
搭載できる「CPU」のグレードの上限を決めるのが 「チップセット」です。
それで「チップセット」を第一に考えることをおすすめします。
2006年06月補足
2006年秋には「Pentium」ブランドの後継「Core 2 Duo」ブランドが登場します。 ソケットは「LGA775」ですが現行のチップセットでは動作しません。「Core 2 Duo」用の「96x」が必要です。 「915」に続いて「945」「975」も拡張性の限界が露呈してしまいました。
2006年7月の補足
「限界が露呈してしまいました」と書いたばかりなのですが、 現行の「チップセット」も「Core 2 Duo」はサポートされるようです。「Core 2 Duo」発売以前の製品は マザーボードのBIOSアップデートが必要になるとおもわれます。
「Core 2 Duo」のFSBは1066MHzが主流なので「915」以前の「チップセット」では搭載できる「Core 2 Duo」 「CPU」はFSB800MHz製品に限られます。 とりあえず「Pentium D」のサポートで「915」が放棄されたような悲劇は回避されたようです。
「945GT」はインテルの提唱する「MoDT」(モバイル・オン・デスクトップ)用のすこし異色な「チップセット」です。 ノートパソコン用の「Core Duo」「CPU」を静音を重視するデスクトップPCにも活用しようという構想です。 発熱、消費電力の少ない「Pentium M」をデスクトップの「CPU」として利用しようという試みは以前からありました。 しかし「Pentium M」と「Pentium 4」の製品としての競合を心配したインテルはデスクトップPCでの「Pentium M」 利用に関して大変消極的だったのが実状です。
しかし「Pentium M」と「Pentium 4」を全て「Core 2 Duo」ブランドに統一することでマーケッティングにおける 製品のポジショニングの問題が解決したことになります。 インテルが「MoDT」に踏み出したことが 「TDP」(熱設計電力)こそ今後のCPUの性能を評価する重要な指標になることをアピールしているといえます。

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