パーツのスペック  チップセット       (intel)

ノートPC 編

先に急所を押えたいたい方はPOINTへ。

■ チップセット (intel)

「ノートパソコン」は購入後に「HDD」の交換「メモリ」の増設ぐらいしか機能強化できません。 拡張性が低い分「デスクトップパソコン」ほど購入時に「チップセット」を意識する必要はそれほどないといえます。
しかし「チップセット」の型番と性能がある程度わかっていると、 6万円〜40万円と販売価格に幅のある「ノートパソコン」の値段が腑に落ちると思います。

インテル（R)製 モバイル用チップセットのラインナップ

(最終更新日 2006年06月25日）

	CPU		メモリ			ビデオカード
チップ セット名	FSB	ソケット	メモリ タイプ	最大 メモリ	DM *	G *	AGP *	PCIE *	コメント
945GT Express	667MHz 533MHz	Socket479	PC2-5300 (DDR2 667) PC2-4300 (DDR2 533)	4GB	○	○		○	2006年登場 Core Duo用 デスクトップ向け
945GM Express	667MHz 533MHz	Socket479	PC2-5300 (DDR2 667) PC2-4300 (DDR2 533)	4GB	○	○		○	2006年登場 Core Duo用
945GMS Express	667MHz 533MHz	Socket479	PC2-4300 (DDR2 533)	2GB	○	○			2006年登場 Core Solo用 モバイルPC向け
945PM Express	667MHz 533MHz	Socket479	PC2-5300 (DDR2 667) PC2-4300 (DDR2 533)	4GB	○			○	2006年登場 Core Duo用
940GML Express	533MHz	Socket479	PC2-4300 (DDR2 533)	2GB	○				2006年登場 YonahコアCeleron M用
915GM Express	533MHz 400MHz	Socket479	PC2-4300 (DDR2 533) PC2-3200 (DDR2 400) PC2700 (DDR333)	2GB	○	○		○	2005年登場
915GMS Express	400MHz	Socket479	PC2-3200 (DDR2 400)	2GB		○			2005年登場 モバイルPC向け
915PM Express	533MHz 400MHz	Socket479	PC2-4300 (DDR2 533) PC2-3200 (DDR2 400) PC2700 (DDR333)	2GB	○			○	2005年登場
910GML Express	400MHz	Socket479	PC2-3200 (DDR2 400) PC2700 (DDR333)	2GB	○	○			2005年登場
855GME	400MHz	Socket479	PC2700 (DDR333) PC2100 (DDR266)	2GB		○	○		2003年登場 １世代前 モバイルPC向け
855PM	400MHz	Socket479	PC2700 (DDR333) PC2100 (DDR266)	2GB			○		2003年登場 １世代前
855GM	400MHz	Socket479	PC2100 (DDR266)	2GB		○			2003年登場 １世代前
852GM	400MHz	Socket479	PC2100 (DDR266)	1GB		○			２世代前
852GMV	400MHz	Socket479	PC2100 (DDR266)	1GB		○			２世代前

*「DM」-　デユアルチャネルメモリサポート
*「G」-　ビデオ（グラフィック）機能搭載
*「AGP」- AGPx4 スロット（ビデオチップ用）
*「PCIE」- PCI Express x 16 スロット（ビデオチップ用）

型番の読み方

3桁の型番の数字が大きいほど新型チップで、基本性能が高いことを表わしています。
「i855」と表記された場合の「i」はインテル（R)のことです。

M	ノートPC用チップセット
MS	モバイルノート用チップセット
G	ビデオ機能有
P	ビデオ機能無
E	E 無し型番の高性能版
L	廉価版

型番の末尾に「G」と付いているチップセットは、ビデオ（グラフィック）機能が チップに内臓されていることを表しています。
型番の末尾に「P」と付いているチップセットは、ビデオ（グラフィック）機能が 付いていないことを表しています。一般に3Dゲームにも対応した高性能ビデオチップを 搭載して販売されています。

POINT

モバイルノートパソコン （重量1.5kg以下）	915GMS 855GME
スタンダードノートパソコン （重量2.5程度）	915GM 910GML 855GM
デスクノートパソコン （重量3kg以上）	915PM 855PM
激安価格帯ノートパソコン	852シリーズ

1.5kgを切る「モバイルノート」にはチップセット「915GMS」と「855GME」が主に採用されています。
2.5kg程度の「スタンダードノート」には「915GM」「910GML」「855GM」が主に採用されています。
3kg以上の3Dゲームにも対応した高性能ビデオチップ搭載「デスクノート」には「915PM」と「855PM」が主に採用されています。
「852」は激安価格帯の「ノートパソコン」に採用されています。

「ノートパソコン」に搭載されている「CPU」の「FSB」が400MHzの場合、旧チップセット（855/852）。 「CPU」の「FSB」が533MHzであれば最新チップセット（915）と、大まかな判別ができます。
2006年6月の補足

モバイルノートパソコン （重量1.5kg以下）	945GMS 945GM 915GMS
スタンダードノートパソコン （重量2.5程度）	945GM 940GML 915GM
デスクノートパソコン （重量3kg以上）	945PM
激安価格帯ノートパソコン	VIA PN800 SiS M661MX インテル互換 チップセット

インテルの新ブランドCPU　「Core Duo」「Core Solo」の登場で、旧チップセット「855」「852」を搭載する製品は ほぼ現行モデルから消えました。「915」「910」も急速に「945」「940」に置き換わりつつあります。
ノートパソコンのサイズにあまり関係なく「945GM」が主流チップセットとなっています。 「940GML」は「Core Duo」と同じコアを採用した「Celeron M」用の廉価版チップセットです。 ビジネス向け廉価ノートなどの採用が予想されます。
1.5kgを切る「モバイルノート」にはチップセット「915GMS」、「945GMS」が採用されています。
3kg以上の3Dゲームにも対応した高性能ビデオチップ搭載「デスクノート」には「945PM」（内蔵グラフィック無し）に高性能ビデオカードを 組合わせた製品が主流です。
「Core Duo」「Core Solo」搭載モデルは大幅にバッテリー駆動時間が伸びているのが特徴です。

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