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パーツのスペック  CPU (intel)

ノートPC編

先に急所を押えたいたい方はPOINTへ。

■ CPU (intel)

インテル(R) PentiumM のラインナップは複雑なことになっています。
従来は「CPU」の動作周波数の高さを性能の指標にしていましたが、新型コアの 製品からは3桁の「プロセッサ・ナンバ」で性能を表わすようになりました。
性能を理解するキーワードとして

  1. コア(開発コード名)
  2. クロック周波数(プロセッサ・ナンバ)
  3. L2キャッシュ(2次キャッシュ)
  4. FSB(フロント・サイド・パス)
  5. EIST(拡張版インテルSpeedStep)

の5つを押えておきましょう。

1.  コア

「コア」は「CPU」の中枢部分です。開発コード名で
「Pentium M」の「コア」は 従来型の Banias 「バニアス」コア。
製造プロセスを130ナノメートルから90ナノメートルへ細微化した
新型の Dothan 「ドサン」コアがあります。
2005年は「ドサン」コアが主流になりました。
2006年に 「Pentium M」の後継、製造プロセス65ナノメートルの「ヨナ」コア を搭載した「Core」ブランドが新しく出ました。
ノートPC向けのデュアルコア「Core Duo」とシングルコアの「Core Solo」 があります。

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2.  クロック周波数 (プロセッサ・ナンバ)

パソコンの中で命令が処理される場合、タイミングを合わせて処理する必要があります。 このタイミングを調整するためにクロック周波数は使われています。 クロック周波数が高いほうが処理速度が高速ですが、消費電力の増加と発熱の問題。発熱を解決するための 冷却用ファンの騒音の問題がでてきます。
特に「ノートパソコン」の場合、消費電力の増加は「バッテリー」の使用時間とも関連するシビアな問題です。 小さな筐体で効率よく放熱するのも限界があります。
「Pentium M」は「Pentium 4」よりクロック周波数を低めにして「CPU」の発熱を抑えています。 しかし「Pentium M」は同一クロックの「Pentium 4」の1.3倍の性能を発揮するといわれています。
「プレスコッド」コアの「Pentium 4」から性能を表わす指標が「クロック周波数」表示から3桁の 「プロセッサ・ナンバ」表示へ変更されたのに合わせて「Pentium M」も「プロセッサ・ナンバ」表示 になりました。型番の大きい方が高性能を表わします。
Pentium M 770 (2.13GHz )
Pentium M 760 (2.1GHz )
「プロセッサ・ナンバ」とクロック周波数の対応は
インテル(R)製ノートパソコン用CPUのラインナップを参照して下さい。

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3.  L2キャッシュ

「カタログ」にはよく「CPU」の「クロック周波数」表示の横に「L2キャッシュ」 1MB、512KB、256KB 等の表記があります。
これを「2次キャッシュ」(補助用の高速メモリ)といいます。
「メモリ」と「CPU」間で命令をやり取りする場合に「L2キャッシュ」に命令を一時保存します。
「メモリ」より「L2キャッシュ」のほうが処理が高速なので、超高速な「CPU」とやり取りする場合に効率が上がります。
「L2キャッシュ」の容量が多い方が処理速度が速いことになりますが「L2キャッシュ」は高価です。 「L2キャッシュ」の容量が多い方が「CPU」の価格も高くなります。

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4.  FSB (フロント・サイド・パス)

「カタログ」の「L2キャッシュ」表示の横に「FSB 400MHz」、「FSB 533MHz」などの表記があります。 これが「FSBクロック」(フロント・サイド・パス)といって「CPU」と「チップセット」間 の処理速度を表わします。 「FSB」のクロック周波数が高いほうが処理速度が高速です。

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5.  EIST(拡張版インテルSpeedStep)

「スピード・ステップテクノロジ」は「CPU」の負荷に応じて動作クロックと駆動電圧を細かく調整する技術です。 「ノートパソコン」の「バッテリー」駆動時間を延長させることができます。 「Pentium M」でのみサポートしています。「Pentium M」の廉価版「Celerom M」では未対応です。
「ノートパソコン」のモバイル用途にこだわる方は「Pentium M」搭載をおすすめします。

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インテル(R)製ノートパソコン用CPUのラインナップ 
(最終更新日 2006年07月01日)

■A4ノート用CPU
Core Duo    
Socket479
(mPGA479M)
クロックコア開発名 FSBキャッシュEIST
*
XD
bit
*
TDP
*
コメント
T27002.33GHz   ヨナ667MHzL2 2MB31W  
T26002.16GHz   ヨナ667MHzL2 2MB31W  
T25002GHz   ヨナ667MHzL2 2MB31W  
T24001.83GHz   ヨナ667MHzL2 2MB31W  
T23001.66GHz   ヨナ667MHzL2 2MB31W  
T2300E1.66GHz   ヨナ667MHzL2 2MB31W  
L24001.66GHz   ヨナ667MHzL2 2MB15W  
L23001.5GHz   ヨナ667MHzL2 2MB15W  
U25001.2GHz   ヨナ533MHzL2 2MB9W  

Core Solo    
Socket479
(mPGA479M)
クロックコア開発名 FSBキャッシュEIST
*
XD
bit
*
TDP
*
コメント
T14001.83GHz   ヨナ667MHzL2 2MB27W  
T13001.66GHz   ヨナ667MHzL2 2MB27W  
U14001.2GHz   ヨナ533MHzL2 2MB5.5W  
U13001.06GHz   ヨナ533MHzL2 2MB5.5W  

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Pentium M    
Socket479
(mPGA479M)
クロックコア開発名 FSBキャッシュEIST
*
XD
bit
*
TDP
*
コメント
7802.26GHz   ドサン533MHzL2 2MB27W  
7702.13GHz   ドサン533MHzL2 2MB27W  
7602GHz   ドサン533MHzL2 2MB27W  
7501.86GHz   ドサン533MHzL2 2MB27W  
7401.73GHz   ドサン533MHzL2 2MB27W  
7301.6GHz   ドサン533MHzL2 2MB27W  
7652.1GHz   ドサン400MHzL2 2MB 21W  
7552GHz   ドサン400MHzL2 2MB 21W  
7451.8GHz   ドサン400MHzL2 2MB 21W  
7351.7GHz   ドサン400MHzL2 2MB 21W  
7251.6GHz   ドサン400MHzL2 2MB 21W  
7151.5GHz   ドサン400MHzL2 2MB 21W  
1.70GHz1.7GHz   バニアス400MHzL2 1MB 21W  
1.60GHz1.6GHz   バニアス400MHzL2 1MB 21W  
1.50GHz1.5GHz   バニアス400MHzL2 1MB 21W  
1.40GHz1.4GHz   バニアス400MHzL2 1MB 21W  
1.30GHz1.3GHz   バニアス400MHzL2 1MB 21W  

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Celerom M    
Socket479
(mPGA479M)
クロックコア開発名 FSBキャッシュEIST
*
XD
bit
*
TDP
*
コメント
4301.73GHz   ヨナ533MHzL2 1MB27W NEW
4201.6GHz   ヨナ533MHzL2 1MB27W NEW
4101.46GHz   ヨナ533MHzL2 1MB27W NEW
3801.6GHz   ドサン400MHzL2 1MB 21W ココを
基準に
3701.5GHz   ドサン400MHzL2 1MB 21W ココを
基準に
360J1.4GHz   ドサン400MHzL2 1MB 21W  
3601.4GHz   ドサン400MHzL2 1MB  21W  
350J1.3GHz   ドサン400MHzL2 1MB 21W  
3501.3GHz   ドサン400MHzL2 1MB  21W  
3401.5GHz   バニアス400MHzL2 512KB  21W  
3301.4GHz   バニアス400MHzL2 512KB  21W  
3201.3GHz   バニアス400MHzL2 512KB  21W  
3101.2GHz   バニアス400MHzL2 512KB  21W  

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■ 今は「Pentium M」に置き換え
HT モバイル
Pentium 4    
(LGA775)
クロックコア開発名 FSBキャッシュEIST
*
XD
bit
*
TDP
*
コメント
5523.46GHz   プレスコット533MHzL2 1MB   
5483.33GHz   プレスコット533MHzL2 1MB   
5383.20GHz   プレスコット533MHzL2 1MB   
5323.06GHz   プレスコット533MHzL2 1MB   
5182.80GHz   プレスコット533MHzL2 1MB   


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■モバイルノート用CPU
低電圧版
Pentium M    
(BGA)
クロックコア開発名 FSBキャッシュEIST
*
XD
bit
*
コメント
7781.6GHz   ドサン400MHzL2 2MB 
7581.5GHz   ドサン400MHzL2 2MB 
7381.4GHz   ドサン400MHzL2 2MB  
7181.3GHz   バニアス400MHzL2 1MB  
1.20GHz1.2GHz   バニアス400MHzL2 1MB  
1.10GHz1.1GHz   バニアス400MHzL2 1MB  


超低電圧版
Pentium M    
(BGA)
クロックコア開発名 FSBキャッシュEIST
*
XD
bit
*
コメント
7531.2GHz   ドサン400MHzL2 2MB 
7331.1GHz   ドサン400MHzL2 2MB 
7231GHz   ドサン400MHzL2 2MB  
7131.1GHz   バニアス400MHzL2 1MB  
1.0GHz1GHz   バニアス400MHzL2 1MB  
900MHz900MHz   バニアス400MHzL2 1MB  

超低電圧版
Celerom M    
(BGA)
クロックコア開発名 FSBキャッシュEIST
*
XD
bit
*
コメント
3831GHz   ドサン400MHzL2 1MB  
3731GHz   ドサン400MHzL2 512KB  
353900MHz   ドサン400MHzL2 512KB   
333900MHz   バニアス400MHzL2 512KB   
800MHz800MHz   バニアス400MHzL2 512KB   


*「EIST」- 拡張版インテルSpeedStep サポート
*「XD bit」- バッファオーバーフロー型ウイルス実行抑止機能サポート
*「TDP」- (Thermal Design Power)熱設計消費電力


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型番の読み方

「ドサン」(「バニアス」の製造プロセスを130ナノメートルから90ナノメートルへ細微化した)「コア」からは 700番台の「プロセッサ・ナンバ」で性能表示しています。
「TDP」とは、設計上想定される最大放熱量を表わす単位のことです。
モバイルノートパソコン用に「CPU」の動作周波数を抑え消費電力を下げた「低電圧版  Pentium M」。 さらに動作周波数を下げた「超低電圧版  Pentium M」もあります。
低電圧版を「LV  Pentium M」超低電圧版を「ULV  Pentium M」と表記することもあります。
「Celeron M」は「Pentium M」の「L2キャッシュ」の容量を減らした廉価版です。 300番台の「プロセッサ・ナンバ」で性能表示しています。
携帯ノートパソコン用に超低電圧版「ULV  Celeron M」 もあります。
FSB533MHzの「Pentium M」 7x0番台は「チップセット」「i915GM」「i915PM」しか搭載することができません。
「Pentium 4」を「ノートパソコン」用に「FSB」を落とした「HT モバイルPentium 4」製品がありましたが 現在は「Pentium M」に置き換わっています。

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POINT

「インターネット」「メール」「文書作成」「計算」など机上で「代替デスクトップ」として使用する分には 「Celeron M」で十分です。
「動画編集」など「CPU」パワーを必要とする用途には「Pentium M」をおすすめします。
(本格的な動画エンコード等は「デスクトップパソコン」にかないませんが)
モバイル用途で使用することの多い方も「スピード・ステップテクノロジ」をサポートしてバッテリー駆動時間が延ばせる 「Pentium M」をおすすめします。
「Celeron M」は「スピード・ステップテクノロジ」をサポートしていません。
同じ「Pentium M」でも、FSB400MHz対応の旧型「Pentium M」の方が「TDP」(熱設計消費電力)がFSB533MHz対応の 新型「Pentium M」より6W低く、よりモバイル向きといえるかもしれません。
「Pentium 4」では標準になりつつあるの「HT」(ハイパー・スレッド)や「EM64T」(64ビットOS対応)には 「Pentium M」「Celeron M」共に未対応です。
「Pentium M」の後継、デュアルコア「Core Duo」とシングルコアの「Core Solo」 はスマートキャッシュ、ダイナミック・パワー・コーディネーション、デジタル・メディア・ブースト などの新技術を盛り込み低消費電力で「Pentium D」に近い性能を発揮します。
「VT」- (Virtualization Technology)仮想化技術には対応していますが、 「HT」(ハイパー・スレッド)、「EM64T」(64ビットOS対応)は未対応です。
2006年6月の補足
2006年後半に登場する「Core 2 Duo」「CPU」の登場で、「デスクトップ」「ノートパソコン」両方とも 「Pentium」ブランドは消滅する予定です。出たばかりの「Core Duo」ですが早くも「Core 2 Duo」に統合される予定です。
Coreブランド「CPU」の頭に付く記号は「TDP」(熱設計消費電力)を表わしています。
 X    75W以上  
 E    55〜75W  
 T    25〜54W  
 L    15〜24W  
 U    15W以下  
インテルは「CPU」の性能向上のための「高クロック化」とそれに伴う「発熱」、「消費電力の増大」 に対する反省(実際にはクロックアップが無理)から「TDP」と性能のバランスを今後の「CPU」の性能指標とする戦略のようです。

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