パーツのスペック TV機能
ノートPC編
先に急所を押えたいたい方はPOINTへ。
■ TV機能
「ノートパソコン」の本体内蔵型、TV視聴機能は「NEC」「富士通」等の「メーカー」製品が圧倒的に
優れています。
「光学ドライブ」と交換可能なもの、MiniPCIカード式に本体内蔵するものなど。
「直販メーカー」で選択できる「TV機能」は本体内蔵ではなく、ほとんど「USB」接続の外付「TVチューナー」か
「PCカードタイプ」の「TVチューナ」になります。
「直販メーカー」は既存のパーツの組合わせてることで、最新スペックの迅速な取り込みは得意ですが、
本体内蔵型「高画質エンジンを搭載したTVチューナ」を独自開発する「メーカー」にはかないません。
「メーカー」製「ノートパソコン」はパソコン本体を起動しなくてもTV視聴の可能なインスタント機能が強みです。
「HDD」を経由しなくても直接「DVD-RAM」に書き込める「ダイレクト録画」機能などもあります。
TV機能を搭載した「パソコン」には、「キーボード」「マウス」を使わなくても簡単にAV機能を操作するために赤外線式「リモコン」
が付属しています。
このような「リモコン」のことを「10フィートUI」 (ユーザーインターフェイス)といいます。
これに対応して「キーボード」「マウス」で操作するユーザーインターフェイスを「2フィートUI」ともいいます。
POINT
「TV機能」に代表される、「パソコン」のAV機能強化にはメーカー戦略があります。
「デスクトップ」で「OS」なし本体のみ3万円、「ノートパソコン」で「OS」なし6万円で
購入できてしまう時代です。しかもそうした「激安パソコン」が日常の事務仕事をこなす
には十分なスペックをもっています。
「パソコン」は既存のパーツの寄せ集めなので「CPU」や「OS」を他社に依存して
調達する以上コストダウンに限界があります。
IBMがパソコン部門を中国企業に売却したのは、すでに「パソコン」は儲からない製品だからです。
各メーカーとも「パソコン」にAV機能という付加価値を付けることで、なんとか利益を確保するだけの価格を維持したいのが現実です。
「パソコン」に明確な購入目的がある場合(仕事で使う等)、「TV機能」は作業を邪魔するだけの機能になりかねません。
TVがきれいに見られる「光沢液晶」もワープロ作業では画面への照明の映り込みが気になって
イライラする原因にもなりかねません。
「ノートパソコン」に搭載されている本体内蔵式の「TVチューナー」はアナログ放送対応のものです。
アナログ放送は2011年で終了しますので、それ以降は「アナログTVチューナー」は無用の長物となります。
とはいえTVを見ながらインターネットの掲示板ものぞいてみるライフスタイルはかなり定着しているようです。
「ノートパソコン」に本当に「TV機能」が必要かは利用者の判断と意志の強さかも。
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