パーツのスペック  2.5/1.8インチHDD

ノートPC編

先に急所を押えたいたい方はPOINTへ。

■ 2.5/1.8インチHDD (ハードディスク)

「ノートパソコン」に搭載されている「HDD」は「テスクトップ」用の 「3.5インチ」 「HDD」より一回り小さく「2.5インチ」、「1.8インチ」 の2つのサイズがあります。

1. Ultra（ウルトラ） ATA
2. Serial (シリアル）ATA

ハードディスクの規格ラインナップ  
(最終更新日 2006年06月25日)

2.5インチ　HDDの種類	データ 転送速度	１分間の 回転数	対応 チップセット （インテル）
Serial ATA/150	150MB/秒	7200rpm  5400rpm	945PM 945GM 945GMS 940GML 915GM 915GMS 915PM 910GML
Ultra ATA/100	100MB/秒	7200rpm  5400rpm  4200rpm	945PM 945GM 945GMS 940GML 915GM 915GMS 915PM 910GML 855GME 855PM 855GM 852GM 852GMV

1.8インチ　HDDの種類	データ 転送速度	１分間の 回転数	対応 チップセット （インテル）
Ultra ATA/100	100MB/秒	4200rpm	945PM 945GM 945GMS 940GML 915GM 915GMS 915PM 910GML 855GME 855PM 855GM 852GM 852GMV

１．Ultra（ウルトラ） ATA

「Ultra-ATA」は「IDE」もしくは「E-IDE」（Enhancedd IDE）接続と呼ばれる従来の接続規格です。
Ultra ATA/100とあった場合の「100」は1秒間に100MBデータ転送できることを表わしています。
データ転送速度の大きいほど高性能です。
ディスクの1分間の回転数を表わすrpmも「4200」より「5400」の方が高性能です。

２．Serial (シリアル）ATA

「Serial-ATA」は「ハードディスク」の次世代接続規格です。「SATA」とも表記されます。
Serial ATA/150とあった場合の「150」は1秒間に150MBデータ転送できることを表わしています。
従来の「Ultra-ATA」よりデータ転送速度が向上しています。
インテル（R）「チップセット」の「910GML」より「Serial-ATA」接続に対応しています。
まだ「ノートパソコン」には採用が進んでいないようです。

POINT

7200rpmの「HDD」を搭載した「ノートパソコン」はまだあまりありません。
「Serial-ATA」搭載「ノートパソコン」もまだあまりありません。
2005年は「Ultra-ATA/100」4200/5400rpmの製品が主流です。
2.5インチ「HDD」の約半分のサイズの1.8インチ「HDD」は「モバイルノートパソコン」に 多く採用されていますが、4200rpmの製品しかありません。 （1.8インチ「HDD」は「Apple iPod」にも採用されています）
7200rpm「HDD」製品が主流となった「デスクトップパソコン」に比べると4200rpm の「ノートパソコン」用「HDD」はアクセス速度でかなり見劣りがします。
「HDD」の回転速度はかなり「パソコン」の体感速度に影響します。 できれば5400rpmの製品を意識しましょう。
「ノートパソコン」の「HDD」の容量は40GB〜100GBの製品が多いようです。
普通に使う分には「40GB」で十分ですが、「動画編集」などに手を出すと「100GB」などあっというまになくなります。
大容量「HDD」が「ノートパソコン」で必要になった場合は「USB」接続の外付け「HDD」を導入する手もあります。
「HDD」にも「キャッシュ」というデータ転送速度を向上させるメモリが搭載されています。
製品によって2MB、8MBとちがいますが、カタログにはあまり記載されていないようです。
最近のHDDは「SMART」(Self-Monitoring　Analysis and Reporting Technology System)という自己診断機能を 搭載しています。ツールで定期診断することでHDDの故障の兆候をある程度予測することができます。

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